最近、と言っても去年の11月くらいから流行りだした言葉なので今更かもしれないが、「メタバース」という言葉が流行っている。
よく聞く話題でいうと、元Facebookの社名が「Meta」に変わったことが挙げられる。
とにかく、メタバースは次世代のWebに繋がり、私達の生活を大きく変えると騒がれている。
しかし、本当にメタバースは私達の生活を変えるのか?
そもそもメタバースとは何なのか?
そこについて考えていく。
メタバースはオンラインゲームの拡張
メタバースとはなにか。
clusterなどを操作する動画を見る限り、私の持つ印象は「オンラインゲームの拡張」だ。
仮想空間で仮想のキャラクター(アバター)を作成・操作し、仮想の通貨でいろいろなことを行う。
チャットを用いて会議をしたり、釣りや麻雀をしたり。
これらは、FF14に代表されるオンラインゲームですでに実現していることだ。
だから、メタバースを過小評価したり、メタバースは昔から存在している、という人もいる。
しかし、メタバースをオンラインゲームとひとくくりにするのも違う気がする。
では、メタバースはオンラインゲームからどのように「拡張」しているのだろうか。
一つは、五感の拡張だ。
一般的なオンラインゲームは視覚・聴覚のみが仮想空間に没入できた。
結構前の話で考えれば、VRによって視覚による没入がより現実味(リアリティ)を持つようになった。
メタバースでは、視覚聴覚に加え、触覚・味覚・嗅覚までも体感できるようになる。
2022年に開催された米CESでは触覚をテーマにしたハプティックベストが公開(テレ東Biz)。
他に、暑さ寒さを体感する機械も。
触覚が加われば、かなりリアリティを持つようになる。
味覚・嗅覚も体現できたとして、今後の課題は生理現象をどう扱うか。
すなわち、食事と排泄。睡眠は目をつぶるだけなのでカウントしない。
メタバースの理想は、仮想空間に24時間365日いられること。ここまで実現するのはまだまだ先のこと。
視覚聴覚、触覚含め残りの五感、生理現象、この3段階がメタバースのポイントとなりえそう。
経済が仮想空間に移行するか
メタバースと従来のオンラインゲームの違いとして、もう一つ「自由度」がある。
ものを作る、売る、サービスをもたらす。こういった経済的自由度がメタバースにはある。
仮想通貨・NFT(非代替性トークン)・それらを支えるブロックチェーン技術によって、仮想空間でもっと複雑なことができるようになった。
例えば、巷で言われ続けてきた「ネット選挙」も実現するかもしれない。
選挙権をNFTとして扱い、投票に使う。コピーできないから複数回投票することはできない。
現実の政治家を決めるまでにはいかないかもしれないが、メタバース上の選挙はできるかもしれない。
そもそも、メタバースに政治家は必要なのか?
需要はともかく、技術的に可能なことは今後増えてくるだろう。
それから芸術。
インターネット上のアートは複製可能だったが、メタバース上ではNFTによって複製できないものになる。
故に希少価値がついて、現実でもあるような絵画への投機がメタバース上でも起こっている。
一般の人にとってはだから何?なのだが、投資ビジネスになっているのは間違いない。
メタバースは壮大な暇つぶし?
視点を変えて、メタバースの存在意義について考えてみる。
メタバースはなぜ必要とされているのか?なぜこれほど注目されるのか?
その答えは、メタバースが新たな経済空間でありながら、多くの人の娯楽的空間になり得るからではなかろうか。
機械が発達し、情報が発達し、頭脳もまたAI(人工知能、機械学習)がやってくれるようになった。
このまま発展が進めば、どこかの段階で「暇人」が大量に出てくる。
人手不足と言われる日本ではあまり実感が無いかもしれないが、機械の費用が人件費を上回った段階で圧倒的失業者が出てくる。
進化の末の「暇」ではあるのだが、人間仕事をしなければ食っていけないのが現代社会。
そのためのメタバースであり、ベーシックインカムになるかもしれない。
メタバース空間に移住し、定期的に収入が配られ、現実と仮想がリンクした娯楽を楽しむ。
これがメタバースによる次世代社会といえよう。
課題としては、やはりインフラ面だろう。
物理的にも電子的にも、まだまだインフラ面が弱い。メタバースも仮想通貨も、電力消費が大きいと言われている。
物質不足が深刻になりつつある現状、そこを打破できるかどうかが問題。
今、庶民の私達にできることはなんだろう?
それはやはり、実際に触れて体験してみること。
無料でできるメタバースはclusterを始めとしていろいろある。
まずはこれらに触れて「メタバースとはなにか」を体感してみることが大事だ。
よく聞く話題でいうと、元Facebookの社名が「Meta」に変わったことが挙げられる。
とにかく、メタバースは次世代のWebに繋がり、私達の生活を大きく変えると騒がれている。
しかし、本当にメタバースは私達の生活を変えるのか?
そもそもメタバースとは何なのか?
そこについて考えていく。
メタバースはオンラインゲームの拡張
メタバースとはなにか。
clusterなどを操作する動画を見る限り、私の持つ印象は「オンラインゲームの拡張」だ。
仮想空間で仮想のキャラクター(アバター)を作成・操作し、仮想の通貨でいろいろなことを行う。
チャットを用いて会議をしたり、釣りや麻雀をしたり。
これらは、FF14に代表されるオンラインゲームですでに実現していることだ。
だから、メタバースを過小評価したり、メタバースは昔から存在している、という人もいる。
しかし、メタバースをオンラインゲームとひとくくりにするのも違う気がする。
では、メタバースはオンラインゲームからどのように「拡張」しているのだろうか。
一つは、五感の拡張だ。
一般的なオンラインゲームは視覚・聴覚のみが仮想空間に没入できた。
結構前の話で考えれば、VRによって視覚による没入がより現実味(リアリティ)を持つようになった。
メタバースでは、視覚聴覚に加え、触覚・味覚・嗅覚までも体感できるようになる。
2022年に開催された米CESでは触覚をテーマにしたハプティックベストが公開(テレ東Biz)。
他に、暑さ寒さを体感する機械も。
触覚が加われば、かなりリアリティを持つようになる。
味覚・嗅覚も体現できたとして、今後の課題は生理現象をどう扱うか。
すなわち、食事と排泄。睡眠は目をつぶるだけなのでカウントしない。
メタバースの理想は、仮想空間に24時間365日いられること。ここまで実現するのはまだまだ先のこと。
視覚聴覚、触覚含め残りの五感、生理現象、この3段階がメタバースのポイントとなりえそう。
経済が仮想空間に移行するか
メタバースと従来のオンラインゲームの違いとして、もう一つ「自由度」がある。
ものを作る、売る、サービスをもたらす。こういった経済的自由度がメタバースにはある。
仮想通貨・NFT(非代替性トークン)・それらを支えるブロックチェーン技術によって、仮想空間でもっと複雑なことができるようになった。
例えば、巷で言われ続けてきた「ネット選挙」も実現するかもしれない。
選挙権をNFTとして扱い、投票に使う。コピーできないから複数回投票することはできない。
現実の政治家を決めるまでにはいかないかもしれないが、メタバース上の選挙はできるかもしれない。
そもそも、メタバースに政治家は必要なのか?
需要はともかく、技術的に可能なことは今後増えてくるだろう。
それから芸術。
インターネット上のアートは複製可能だったが、メタバース上ではNFTによって複製できないものになる。
故に希少価値がついて、現実でもあるような絵画への投機がメタバース上でも起こっている。
一般の人にとってはだから何?なのだが、投資ビジネスになっているのは間違いない。
メタバースは壮大な暇つぶし?
視点を変えて、メタバースの存在意義について考えてみる。
メタバースはなぜ必要とされているのか?なぜこれほど注目されるのか?
その答えは、メタバースが新たな経済空間でありながら、多くの人の娯楽的空間になり得るからではなかろうか。
機械が発達し、情報が発達し、頭脳もまたAI(人工知能、機械学習)がやってくれるようになった。
このまま発展が進めば、どこかの段階で「暇人」が大量に出てくる。
人手不足と言われる日本ではあまり実感が無いかもしれないが、機械の費用が人件費を上回った段階で圧倒的失業者が出てくる。
進化の末の「暇」ではあるのだが、人間仕事をしなければ食っていけないのが現代社会。
そのためのメタバースであり、ベーシックインカムになるかもしれない。
メタバース空間に移住し、定期的に収入が配られ、現実と仮想がリンクした娯楽を楽しむ。
これがメタバースによる次世代社会といえよう。
課題としては、やはりインフラ面だろう。
物理的にも電子的にも、まだまだインフラ面が弱い。メタバースも仮想通貨も、電力消費が大きいと言われている。
物質不足が深刻になりつつある現状、そこを打破できるかどうかが問題。
今、庶民の私達にできることはなんだろう?
それはやはり、実際に触れて体験してみること。
無料でできるメタバースはclusterを始めとしていろいろある。
まずはこれらに触れて「メタバースとはなにか」を体感してみることが大事だ。
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